タンス町通り・陽願寺
スポット説明
約200メートルの通りをタンス町通りと呼んでいます。和洋家具の製造販売業者や建具商が10数軒集まっています。
江戸後期から木工技術を持った職人が住み、明治中期頃には、本格的なタンス造りの職人が中心となってタンス町ができました。
越前箪笥は、平成25年12月26日、経済産業大臣指定伝統的工芸品となりました。越前市では越前打刃物、越前和紙に次いで3品目の指定となります。
越前箪笥は、越前市等で製造されており、技法は江戸後期から伝わっています。ケヤキやキリ等の木材を独自の指物技術によって加工し、鉄製金具や漆塗りで装飾していることが特徴です。 陽願寺の創建は室町時代にさかのぼり、本願寺蓮如( れんにょ) 上人とのつながりが深 く、「御堂( みどう)」「御坊( ごぼう)」とも称される格の高い寺院です。
陽願寺の開基善( ぜ ん) 鎮( ちん) 上人は、当初は本山毫摂寺(越前市清水頭)の住持でありましたが、蓮如 上人より教えをうけ、陽願寺を建立しました。『陽願寺』の寺号は蓮如上人による命名で、 お寺には蓮如上人ゆかりの数々の寺宝も安置されています。
本堂は直径41 センチの欅太柱を使用するなど大型で立派な造りで、その中には金箔の 装飾が施された精密な欄間など、目を見張るさまざまな細工を見ることもできます。親鸞 聖人750 回忌に合わせ、平成24 年には約1 万枚の金箔を使った修復が終了しました。
住所
福井県越前市元町6
駐車場
あり
ガイド目安時間
50分
アクセス
なし ※武生中央公園の駐車場をご利用ください。