岡太神社・大瀧神社
スポット説明
岡太神社は雄略天皇の御代(457~79)に創建され、紙漉の業を伝えた女神「川上御前」を紙祖の神として祀っている。
大瀧神社の創建は推古天皇の御代(592~638)大伴連が勧請したのが始まりと伝えられている。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、大瀧児権現は現在の社号である大瀧神社に改称、昭和3年には県社に列している。
大正12年(1923)には大蔵省印刷局抄紙部に「川上御前」の御分霊が奉祀されて岡太神社は名実共に全国紙業界の総鎮守となった。
拝殿は入母屋、向拝一唐破造、檜皮葺、本殿は大型一間社流造、檜皮葺、拝殿と本殿が一体化した複合社殿で、山の峰を集めたような、あるいは、幾重もの波が寄せあうような屋根、複雑さの中に流があり、重厚さの中に躍動があるなど、独特の屋根形状である。
建物全体に施されている獅子、龍、鳳凰、草花の彫刻も精緻かつ華麗な秀作とされ、昭和59年(1984)に国指定の重要文化財に指定された。
住所
福井県越前市大滝町13-1
駐車場
あり
ガイド目安時間
40分
アクセス
武生ICから車で約8分
冬季は一部雪囲いがございます。また降雪時は、受付・案内を中止する場合がございます。